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BLOG > 永田 武
ジャケット!
4月19日リリースの「しょぼい顔すんなよベイベー」のジャケット写真を見たか!!!
今回この曲をCDになることが決まった時、俺の中で「ジャケットはどうしても文字だけで表現したい!」という気持ちがあった。
今までは、必ず自分たちが写っていて、それなりのコンセプトや世界観があったのだが、今回はそういうのは無しで文字のみで表現したかった。
「しょぼい顔すんなよベイベー」はそのタイトルの通り、すごくシンプルでポジティブな曲である。
だからこそ余計な情報を持たせたくなかったというか。
ジャケットを見て、街に張ってあるポスターなどを見て、「あ、今自分はしょぼい顔してるのか?」と自分の心に問い掛けるようなメッセージを投げかけたかった。
そのためにはインパクトのある強い文字を!!!
そこで俺の中にある考えが閃いたのだった。
「吉川壽一(じゅいち)先生にお願いできないだろうか!?」
吉川壽一。
知る人ぞ知る日本を代表する書家である。
有名マンガ「バガボンド」「カバチタレ」「軍鶏」などの表題や、NHK大河ドラマ「武蔵」の題字などを揮毫する他、エルメス社のスカーフのSHO作品の制作など、幅広い活動を展開している。
<ブログサイト>
http://blog.goo.ne.jp/juichi_goo
そしてこの先生、なんと福井県出身なのである!
同郷のよしみを引き合いに出すつもりはないが、なんとかお願いできないものか!
俺は先生のブログを読み漁り、毎日書かれている書体に打ちのめされた。
「俺がイメージしている文字は、吉川先生の揮毫以外考えられない!」
スタッフに懇願し、なんとか連絡を取ってもらい、この気持ちを伝えてほしかった。
そして、幾日か過ぎ・・・。
「吉川先生、書いてくれるって。」
おおお!
純粋に感動した。
しかも、俺らの目の前で書いてくれるとのこと!!!
さっそく俺たちは指定された日に、先生の滞在するホテルに伺った。
出迎えてくれた先生は、日本を代表する芸術家の貫禄を持ちつつも、気さくに俺たちに接してくれた。
普通の半紙に書いてくれるのかと思いきや、そこに用意されていたのはなんとタタミ一畳分くらいの和紙!!!
スケールがでかすぎる!!!
さっそく書こうと言うとき、俺はこの曲に対する気持ちを先生に伝えた。
聞けば先生は一回も曲を聞いていないという。
だけどそれが俺には嬉しく思えた。
変に曲のイメージで先入観を持つより、その「しょぼい顔すんなよベイベー」という文字だけのイメージで揮毫してほしかったからだ。
筆を2本重ねる先生。
進む筆に迷いはない。
後から聞いた話だが、「ただそこにある気をつかむだけ。」とのこと。
なんか気が見えたような気がした。
そして生まれたこのジャケット。
素晴らしい。
俺のイメージ以上のものだ。
またこれでこの曲に対する想いが重なった。
文字の持つ力。
歌の持つ力。
できる限りの想いを表現していこう。
永田 武 : 2006年03月18日 20:00